AutoCAD操作説明書

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AutoCAD LT2004使い方

メニュー

(1)AutoCAD LT2004の基礎


インターフェースの基礎

図面ファイル開き方、保存

画面の操作方法

操作の取り消し 
 

(2)AutoCAD LT2004画面構成


AutoCAD2004画面構成

AutoCAD2004ツールバー 
 

(3)AutoCAD LT2004実践作図


図面を描く準備

図面範囲、図枠の配置

ファイルの保存

実際の作図

移動、拡大、縮小

寸法線の配置

削除、分解

印刷
 

(4)AutoCAD座標知識


座標(1)

座標(2)

座標(3)
 

(5)AutoCAD LT2004のコマンド

一覧メニュー

(6)AutoCAD LT2004データ


図面枠データ

建設機械ブロックデータ

樹木データ

ブロックの取り込み方法

体験版ダウンロード
 

(7)AutoCAD LT2004応用Tips

応用Tipsメニュー

(8)寸法スタイル設定


寸法スタイルの作成、変更

寸法スタイル設定内容
 

AutoCAD LT 2004 使い方 ≫ (3)AutoCAD LT2004実線作図

(4)ユーザー座標系(UCS)
 
AutoCAD LTにはシステムで固定された「ワールド座標系(WCS)」と、ユーザーが自由に設定・変更可能な「ユーザー座標系(UCS)」の2つの座標系があります。通常はワールド座標系を使用していますが、必要な場合はユーザーが複数のUCSを定義し、名前を付けて保存するといつでも呼び出すことができます。UCSはWCSを基準に定義し、UCS管理コマンドで、新しい座標系の登録ができます。現在のUCSは、WCSまたはユーザー定義し、呼び出したUCSの事を指し、座標入力には、現在のUCSが使用されます。UCSを回転すると、ドラフターアームを回転させたときと同じように、3Dビューや回転したビューで点を指定するのに役立ちます。また、スナップ、グリッド、直交の各モードも新しいUCSにあわせて回転します。UCS管理コマンドの「直前(P)」オプションを使用すると、現在のセッションで以前に使用した座標系を最大10個まで呼び出すことができます。定義したUCSに名前を付けておくと、その後再び使用する場合に呼び出すことができます。この名前をつけたUCSが不要になった場合は削除できます。またWCSに一致するUCSを呼び出すこともできます。

 実際に操作してみます。例として(画像01)ような三角形の図面があるとします。ここで任意のツールバーを右クリックして表示されるメニュー(画像02)の「UCS管理」ボタンでツールバー表示させ(画像03)「UCSオブジェクト」ボタンをクリックし、オプションの作成(N)を実行するために、コマンドラインに「N」を入力します。「UCSを位置合わせするオブジェクト選択」と表示されるので、三角形の斜辺部分をクリックする。UCSアイコンが斜辺と同じ角度に傾きます。UCSオブジェクトで作成されるUCS座標系は、線分の選択した部分に近い端点を原点とし、もう一方の端点をX軸の正の方向とする座標系になります。新しいUCS座標系が作られると、カーソルとUCSアイコンが座標系に合わせた計上に変化し、直交モードやスナップ、グリッドも一緒に変化します。

 UCSに名前をつけて保存します。「UCS管理」ツールバーの「UCS定義管理」ボタンをクリックしてコマンドを実行します。(画像04)UCS座標名「Unnamed」の表示をクリックして、仮に「斜辺の勾配」に名前を変更します。OKでダイアログを閉じます。三角形の斜辺の角度に合わせたUCSが保存されます。

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